はじめに
こんにちは、細川です。
今日は『古(いにしえ)の武術に学ぶ無意識のちから – 広大な潜在能力の世界にアクセスする“フロー”への入り口 – (ワニプラス)』という本をご紹介します。
この本は、武術の哲学や技術を通じて、私たちの中に眠る無意識の力を活用する方法を教えてくれるものです。
古代の武術から現代に活かせる知恵を学んでみましょう!
無意識の力とは?
この本が中心に据えるのが「無意識の力」です。
意識的な思考や努力を超えた「無意識」は、私たちが気づかない間にも判断や行動に影響を与えています。
この力を意識して使うのではなく、むしろ“無意識”の領域から意識に持ってくることで、集中力が飛躍的に高まり、自分の潜在的な能力を引き出せるとされています。
例えば、スポーツの場面で、思考を超えた瞬間に最高のパフォーマンスを発揮する感覚に似ています。
フロー状態に入るとは?
本書で重要視されているもう一つの概念が「フロー状態」です。
これは、完全に集中している時に起こる、没入感のある理想の状態のことです。
武術において、フロー状態に入るためには、意識的な思考や感情を手放し、身体と心がひとつに統合された状態を目指します。
武術の修練を通じて、呼吸法や姿勢、リズムなどを意識的に整えることで、無意識の力を活かしてフロー状態に入ることができるとされています。
このフローに入ると、思考を越えた領域で力が発揮され、最高のパフォーマンスが実現します。
古代の武術から学ぶ心と身体の一体化
武術は戦うための技術であると同時に、精神の鍛錬としても大切な役割を果たしています。
本書では、無意識の力を引き出すための古代の武術の知恵や哲学が紹介されており、これがフロー状態に到達するための重要な要素とされています。
現代では、この無意識と意識をつなぐアプローチは、日常のストレスを減らしたり、仕事での集中力を高めたりするためにも活用できるのです。
具体的な練習方法
本書には、フロー状態に入るための具体的な方法も紹介されています。
例えば、呼吸法や瞑想、身体の使い方、視点の切り替え方など、どれも普段の生活に取り入れやすい方法です。
これらを日常生活や仕事に活かすことで、私たちは意識的な努力に頼らずとも、自然に集中できる状態を作り出し、無意識の力を発揮できるようになると説かれています。
まとめ
本書は、ただ武術を学ぶのではなく、心と身体のバランスを取り、無意識の力を最大限に引き出すための指南書のような本で、とても分かりやすく書かれています。
日常の喧騒やストレスの中でも、自分自身の内にある深い力にアクセスする方法を知り、より充実した生活を築きたいと考える方におすすめの一冊です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント