現代のビジネスに欠かせないホームページですが、どの制作会社に発注すればいいのは迷うのではないでしょうか。
悪徳業者も存在しており、制作会社によっては、ホームページ制作を依頼しても、予算をオーバーしてしまったり、納期が遅れたり、思った通りのホームページができなかったりと、トラブルが起こることもあります。
そこで、ホームページ制作を発注する際に注意するべきポイントをまとめました。

ホームページ制作を依頼する際に注意するべきポイント

ホームページ制作を発注する際に注意するべき14のポイントは以下の通りです。
数は多いですが、しっかりと確認しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

ホームページ制作の目的を明確にする

ホームページ制作の目的を明確にしておくことで、制作会社に伝えやすくなります。
ホームページ制作の目的は、集客、情報発信、商品・サービスの販売促進、ブランディングなどがあります。

集客を目的とする場合

集客を目的とする場合は、ターゲットを明確にする必要があります。

• 年代
• 性別
• 職業
• 趣味
• 住んでいる地域

など、ターゲットを明確にしておくことで制作会社に伝えやすくなります。

情報発信を目的とする場合

情報発信を目的とする場合は、どのような情報を誰に向けて発信するのかを明確にしておくことが重要です。

• 何を発信するのか
• 誰に向けて発信するのか

など、具体的に誰に向けてどのような情報を発信するのかを明確にしておくことで、業者に伝えやすくなります。

商品・サービスの販売促進を目的とする場合

商品・サービスの販売促進を目的とする場合は

• 誰に売るのか
• どのように売るのか

など、具体的に誰にどのように商品・サービスを販売するのかを明確にしておくことが重要です。

ブランディングを目的とする場合

ブランディングを目的とする場合は、ブランドイメージを伝えることが重要です。

• サイトのカラー
• 伝えたいメッセージ

など、企業のイメージを制作会社に伝えることでより効果的なホームページが制作することができます。

予算を決める

予算を決める際は、ホームページ制作の目的に応じて予算を決めることが重要です。
あらかじめ予算を制作会社に伝えておくことで予算内に収まるプランを提案してくれます。
予算を決める際に注意するべきポイントは以下の通りです。

• 集客を目的とする場合は、広告費を含める
• 有料素材を使用するのか
• 制作以外の費用（ドメイン、サーバー、保守運用費用）

ホームページの納期を設定する

納期を設定することは、制作会社とのコミュニケーションをスムーズにするために重要です。
「なるべく早く」や「⚪︎月ぐらい」など納期がふわっとしていると制作会社内の優先順位が低くなる可能性があり結果的に納期が遅れてしまうことがあります。
「何月何日に公開したい」など具体的な納期を設定しておくことで、制作会社にも納期を守ってもらいやすくなります。
ですが今月末に公開したいなど納期が短い場合は注意が必要です。
特急料金がかかる場合や、後から修正が必要になり追加で料金が発生する可能性があります。

複数の会社に見積りを依頼する

ホームページ制作を依頼する際は、複数の会社に見積りを依頼することが重要です。
複数の会社に見積りを依頼することで、料金や納期、サービスの内容を比較できます。

ホームページ制作実績を確認する

多くの制作会社では、ホームページ制作実績を公開しています。
デザインのセンスや技術力を確認して自社のホームページに合うかどうかを判断することが重要です。
公開されていない実績もあるので、実際に制作会社に問い合わせて実績を確認することをおすすめします。

自社の業界に対しての知識があるか

自社の業界に対しての知識が多い方が、ホームページ制作がスムーズに進む可能性が高くなります。
トレンドや業界の特徴を把握している制作会社を選ぶことで、目的に沿ったホームページを依頼しやすくなります。

ホームページを作る目的を理解し、目的に沿って提案してくれる会社を選ぶ

ホームページをなぜ作るのかを決めた上で、その目的に沿ったホームページを提案してくれる会社を選ぶことが重要です。
LPを使って集客をしたいのに自社サイトのリニューアルを提案されることもあります。
目的に沿った提案をして伴走してくれる会社を選ぶことをおすすめします。

コミュニケーションがスムーズかどうか確認する

ホームページ制作は、制作会社とのコミュニケーションがスムーズであることが重要です。

• レスポンスが遅い
• 難しい用語ばかり使い説明がわかりにくい
• 意図を汲み取ってくれない
  など、コミュニケーションがスムーズでない制作会社はトラブルが起こる可能性が高いので避けることをおすすめします。
  コミュニケーションにストレスを感じる場合は、他の制作会社を検討することをおすすめします。

ホームページ制作の対応範囲を確認する

制作会社によって業務内容や技術力に差があるため、自社で実現したいことがどこまでできるか確認することをおすすめします。
例えば、デザインやコーディング、SEO対策、保守運用など、制作会社によって対応範囲が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

スマホ対応がデフォルトで入っている制作会社を選ぶ

Googleは近年、スマホ対応を重視しており、スマホ対応していないサイトは検索順位が下がる可能性があります。
toC向けのECサイトなどは特にスマホで見るユーザーが多いため、スマホ対応がデフォルトで入っている制作会社を選ぶことをおすすめします。
Google: モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法

ホームページ完成後の保証などをチェックしておく

ホームページ完成後の保証や修正対応、保守運用などを確認しておくことが重要です。

• デザインと大きく違う
• レスポンシブ対応がされていない
• ページの表示が遅い
  など、ホームページ完成後に問題が発生した場合、迅速に対応してくれる制作会社を選ぶことをおすすめします。
  また、保守運用に関しても、ホームページの更新やセキュリティ対策などを含めた費用を確認しておくことが重要です。

ホームページ・サーバー・ドメインの所有権が依頼主にあるか確認する

ホームページ・サーバー・ドメインの所有権が依頼主にあるか確認しておくことが重要です。
制作会社側に所有権があった場合ドメインやサーバーの移管が難しくなる可能性があるため、依頼主に所有権がある制作会社を選ぶことをおすすめします。
管理会社を変更する際に高額な費用を請求される可能性があるため注意してください。

途中解約できない業者を避ける

年単位で契約し保守運用まで任せる場合途中解約できない業者も存在します。
途中解約できない業者は、ホームページ制作が思うように進まない場合でも解約できないため、トラブルが起こる可能性が高いです。

• 途中解約できるかどうか
• 解約時に違約金が発生するかどうか
• 保守運用の契約期間はどれくらいか
• 解約時にホームページのデータはどうなるか
• 解約時にドメインやサーバーの移管はどうなるか

など、途中解約に関する条件を確認しておくことが重要です。
自社で管理するのか、制作会社に管理を任せるのかを決めておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

保守運用の費用を含めた金額を明示してくれる業者を選ぶ

ホームページを制作する際にかかる費用は、制作費用だけでなく、ドメインやサーバー、保守運用費用などがあります。
制作費のみの見積もりを提示して納品前に高額な保守運用費用を請求される可能性があるため、保守運用の費用を含めた金額を明示してくれる制作会社を選ぶことをおすすめします。

まとめ

ホームページ制作を依頼する際は以下の14個のポイントを押さえておきましょう。

• ホームページ制作の目的を明確にする
• 予算を決める
• ホームページの納期を設定する
• 複数の会社に見積りを依頼する
• ホームページ制作実績を確認する
• 自社の業界に対しての知識があるか
• ホームページを作る目的を理解し、目的に沿って提案してくれる会社を選ぶ
• コミュニケーションがスムーズかどうか確認する
• ホームページ制作の対応範囲を確認する
• スマホ対応がデフォルトで入っている制作会社を選ぶ
• ホームページ完成後の保証などをチェックしておく
• ホームページ・サーバー・ドメインの所有権が依頼主にあるか確認する
• 途中解約できない業者を避ける
• 保守運用の費用を含めた金額を明示してくれる業者を選ぶ

ホームページ制作を依頼する際は制作会社に任せっきりにするのではなく、最低限知っておくべきことが多くあります。
ホームページを作りたいが目的がはっきりしない、予算の予想が全くつかないなど自社だけでは難しい場合もあります。
弊社ではホームページ制作の目的を明確にするところから全てサポートいたします。
ぜひお気軽にお問い合わせください。