URLとURIは、どちらもWeb上のリソースを指し示すためのものですが、その違いは何でしょうか?
この記事では、URIとURLの違いについてわかりやすく解説します。
URIとは?
URI(Uniform Resource Identifier)は、Web上のリソースを一意に識別するためのものです。URIは、リソースを指し示すための識別子であり、リソースの場所や名前を指定するために使用されます。URIは、URLやURN(Uniform Resource Name)などの形式で表現されます。
URIの構成
URIは、次のような構成要素からなります。
- スキーム(scheme):リソースにアクセスするためのプロトコル(httpやhttpsなど)を指定します。
- ホスト名(host):リソースが存在するサーバーのホスト名を指定します。
- パス(path):リソースの場所や名前を指定します。
- クエリ(query):リソースに関する追加情報を指定します。
- フラグメント(fragment):リソース内の特定の位置を指定します。
簡単なURIの例
https://plot-hub.com/index.html
このURIは、スキームがhttps、ホスト名がplot-hub.com、パスがindex.htmlであるリソースを指し示しています。
複雑なURI例
https://plot-hub.com/search?q=apple#section1
このURIは、スキームがhttps、ホスト名がplot-hub.com、パスがsearch、クエリがq=apple、フラグメントがsection1であるリソースを指し示しています。
フラグメントは言葉自体に馴染みがないかもしれませんが、例えば、ページ内リンクをクリックした際に、そのリンク先のページの特定の場所にスクロールするような場合に使用されます。
htmlのid属性を指定することで、そのid属性の値をフラグメントとして指定することができます。
URIの種類
URIには、次のような種類があります。
- URL(Uniform Resource Locator):リソースの場所を指し示すためのもの。
- URN(Uniform Resource Name):リソースの名前を指し示すためのもの。
URN
URNは、リソースの名前を一意に識別するためのものであり、リソースの場所や名前を指定するために使用されます。URNは、URLと同様にプロトコルやホスト名などの情報を含んでいますが、一部の情報を省略することで、より短く簡潔な形式でリソースを指し示すことができます。
ただ、一般ユーザーの目に触れることはほとんどありません。
URLとは?
URL(Uniform Resource Locator)は、Web上のリソースを指し示すためのものです。URLは、Webページのアドレスや画像の場所などを指定するために使用されます。URLは、プロトコル(httpやhttpsなど)、ホスト名、パスなどの情報から構成されています。
URIとURLの違い
URL、URNの総称をURI
と呼びます。
違いはありますが、URLはURIの一部です。
なのでAPIなどでURIという言葉が使われている場合、URLも含まれることが多いです。
結論
URIと表示されている場合、URLと読み替えても問題ありません。
ただし、URIとURLは厳密には異なる概念であるため、正確な表現をする場合は、URIとURLの違いを意識して使い分けることが望ましいです。
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